あなたの強みは「弱み」の中にある

なすママ

こんにちは、なすママ(nasumama03)です🍆
このブログは、「母から娘たちに伝えたいこと(ハハノコトバ)」を書き溜めています。

あなたが社会人になった時、この問いについて考えることが多くなると思います。

「自分の強みってなんだろう?」

私も、自分の強みについて、何度も何度も考えてきました。

大学を卒業して、初めての就職活動。

私は自分の強みがまるでわからず、とても苦労した経験があります。

子供の頃は、

足が速い

絵が上手

歌がうまい

強みをそんなふうに捉えていました。

でも、社会人になってから問われる「強み」とは、そういうことではありませんでした。

「協調性がある」とか「コミュニケーション力がある」とか、そんな、目に見えにくい ぼんやりしたものでした。

強みは、自分では気づきにくいものです。

なぜかというと、「強み」とは、あなたにとって当たり前のこと過ぎて、強みだと気がつかずに素通りしてしまうから。

なので、自分の強みを見つけたいときは、「自分にとってはあたりまえだけど、他の人から見たらすごい!というようなこと」を探すのがいいと思います。

とは言っても、それがなかなか見つからない。

うん、とてもわかります。

そんな時は、強みではなく「弱み」を書き出してみてください。

人間、強みよりも弱みのほうが見つけやすいものです。

これは、あなたがネガティブだから…というわけではありません。

脳科学的に、そうできています。

ここに2つ丸い円があるとします。

2つの円のうち、左の円はキレイなまん丸。

一方、右の円は一部が欠けています。

この絵の1番、どこに目がいってしまいますか?

きっと、右の円の欠けた部分に目がいくでしょう。

それと同じです。

人間、良いところよりも欠点のほうがよく見えるものです。

でも実は、弱みと強みは表裏一体。

弱みは強みに変換できます。

例えば、私の場合、

「人の顔色を見過ぎてしまう」という弱みがあります。

子どもの頃は母親の機嫌が悪かったり、大人になってからは一緒に仕事をする上司の機嫌が悪かったりすると、すごく気になってしまうのです。

人と話すときも、相手の顔色を見て、「あ、今この人機嫌が悪い」「なんか疲れていそう」など、相手の顔から無意識に読み取ってしまうクセがあります。

それはとても疲れることなので、「顔色を見てしまう」というのは、長い間自分の弱みだと思っていました。

でも、20代後半くらいの時、それが強みになることに気付きました。

「キャリアコンサルタントになりたい」と思った時、「人の顔色を見すぎる」というのは、私にとって強みに変わりました。

人の微妙な感情の変化を読み取れるので、「この人、仕事のことで悩んでいるけれど、チームメイトの話になると少し嬉しそうな表情になるな」など、些細なことに気づき、それがカウンセリングに活かせるようになったのです。

こんなふうに、「弱み」は「強み」になります。

「慎重すぎて、なかなか行動に移せない」という弱みは、「保守的で、リスクヘッジが上手」という強みに変換できるかもしれません。

「人と会話したり関わりながら仕事をするのが苦手」な人は、「誰かと…よりも、一人でじっくり取り組むのが得意」なのかもしれません。

「人の顔色を見る」も「慎重なこと」も「会話が苦手なこと」も、それらは、その人の「特徴」なだけで、本来、そのこと自体に強いも弱いも、良い悪いもありません。

自分が強みだと捉えるのか、弱みだと捉えるのか、たったそれだけのことです。

今回は、考えやすいように「強み」「弱み」とカテゴライズしましたが、できれば、自分の特徴を「強み」「弱み」と決めつけないで、自分の特徴・個性なのだと、ただそのまま受け止めてあげてください。

そうすれば、きっと「自分の強みはなんだろう?」と悩むことすら無くなります。

自分の特徴、個性を大事にしてあげてください。
使い方次第で、それは、あなたにとって最強の武器になるはずです。


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