こんにちは、なすママ(nasumama03)です🍆
このブログは、「母から娘たちに伝えたいこと(ハハノコトバ)」を書き溜めています。
突然ですが、あなたはコミュニケーションが得意なほうですか?苦手なほうですか?
このページを開いているということは、少なからず自分のコミュニケーションに不安があるのかなと思います。
私も、もともとコミュニケーションが得意なほうではありません。
「キャリアカウンセリングの仕事をしているのに、会話が苦手なの?!」と思われるかもしれませんが、はい。苦手です。
でも、心配ご無用。
なぜなら、コミュニケーション力は生まれ持った才能ではなく、スキルだから。
やり方を理解して練習すれば、私もあなたも、誰でも上手になります。
「コミュニケーションが上手」とは?
そもそも、「コミュニケーションが上手」とは、どういうことなのでしょう?
お笑い芸人さんのように、ユーモア溢れた軽快なトークができること?
スティーブ・ジョブズのように大観衆の前で見事なプレゼンができること?
これらもコミュニケーションの一つだと思いますが、私が思うコミュニケーションとは少し違います。
私の思う”コミュニケーション”は「意思疎通」です。
自分が伝えたいことが相手にきちんと伝わり、相手が私に話してくれることをきちんと受け止められること。
よく、「コミュニケーションは会話のキャッチボールだ」と言いますが、その通りだと思います。
相手にとって受け取りやすい言葉で、かつ自分の意図が正しく伝わるように、投げかけること。
そして、相手が伝えてくれること(表情や声色、言葉など)を、胸の真ん中でしっかり受け止めること。
「コミュニケーションが上手」とは、この会話のキャッチボールが気持ちよく楽しくできることを言うのだと思います。
相手の話を聞くときのコツは、「傾聴」と「共感」
今回ご紹介する会話のコツは、自分が「聞き手」のときに意識してもらいたいことです。
あなたは、人の話しを聞くとき、「さて、どんなふうに話を聞こうか」と、意識したことはありますか?
実は、人の話を聞くというのは、「受け取ろう」と意識しないとできないもの。
受け取ろうと意識していない聞き手は、ミットを構えていないキャッチャーと同じです。
では、どんなふうに相手の話を聞けば良いのか?
相手の話を聞くときにとても重要なのが、「傾聴」と「共感」です。
傾聴とは、「相手が話したいことを、気持ちよく安心して話してもらうこと」。
「うんうん、それでそれで?」と、相手の話に関心を持って、気持ちよく話してもらうことを言います。
傾聴のコツはいくつかあるので、ご紹介します。
①相手の話すペースに合わせる
会話のスピード、声の大きさ、トーン、言葉遣いなど、相手にとってこれらのペースが合っていると安心感を持ち、話しやすくなります。
②言い換え・要約をする(確認の質問をする)
「つまりこういうことかな?」「こういうことであってる?」と確認の質問をするイメージです。「そうです」「そうではなくて」と、相手はより話したくなります。
③相槌やオウム返しをする
自分の話を無反応で聞かれることほど、話しにくいものはありません。相手の話に「うんうん、それで?」「そうなんだ!」「それって、例えばどういうこと?」「悔しかったんだね」など、バリエーションが多いほど相手はノッて話してくれることでしょう。
④相手が話し(考え)終えるまで待つ
相手が話し終わるまで待つ、考えているようであればちゃんと待ってあげる。そうすることで相手は気持ちよく話すことができます。
今回お伝えした方法以外にも、相手の真正面に座るのではなく、隣の席や90°の角度で座る、目を見すぎないなどのコツもあります。
相手がリラックスできる環境を作るのも、とても大事なことです。
「共感」は相手と仲良くなる一番の近道
傾聴と同じくらい大事なのが、共感です。
共感のポイントは、字のまんま。
「共に感じる」ことです。
相手の話してくれた内容に、「そうだよね。辛いよね。」「それは楽しかったね!」など、相手の気持ちを一緒に感じることです。
人は、共通点があると、親近感が湧きますよね。
共通点があること、共感できるポイントがあることは、相手と信頼関係を結ぶ、仲良くなるための一番の近道だと思います。
ただし、いくら友達同士、同僚同士、家族だからといって、意見やそのときの気持ちが合うとは限りません。
違う人間なのだから、「自分はそうは思わないな〜」ということもあるでしょう。
共感は、相手の言うことに自分を合わせる必要はありません。
「あなたはそう感じたんだね。」と、相手の気持ちを受け止めるだけでいいのです。
相手と同じ気持ちではないのに、無理に合わせるのは逆効果の時もあります。
例えば、とても不幸なことが起きた友人に、「わかるよ。辛かったね。」とは言いにくいものです。
だって、友人からしたら、「同じ不幸を味わったわけでもないのに、なんで私の気持ちがわかるの?」と思ってしまうでしょう。
「わかってくれていない」と心を閉ざしてしまうかもしれません。
そんな時は、「辛かったよね。」「想像することしかできないけれど、同じ立場なら、たぶんすごく辛いと思うから。」
こんなふうに、相手の気持ちを想像して、正直に言葉にしましょう。
これも、「共に感じる」ということだと思います。
無理に合わせる必要はなくて、相手の感情を聞いて、聞いたうえで一緒に感じること。
わかったふりをしないで、素直に正直な気持ちで相手に向き合うのがポイントだと思います。
さいごに
ここまで、コミュニケーションの中でも「聞く」にフォーカスして書いてきました。
いかがでしたか。
聞き上手な人は、仕事でも家庭でも、ありとあらゆる人間関係の場で活躍できます。
仕事ではお客さんから喜ばれますし、モテます。笑
優秀な営業マンは、話すスキルよりも、聞くスキルのほうが高いそうです。
もし、この記事に共感していただけるなら、今日はいつもより少しだけ丁寧に、胸の前でミットを構えて言葉のキャッチボールを楽しんでみてくださいね。
「饒舌(じょうぜつ)に話せる=コミュ力が高い」ではありません。
あなたの「聞く力」を磨いて、新しいキャリアを一歩踏み出すきっかけに。
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